SHADINGER─破壊者

怖いんだ、星は願いを叶えてはくれないから。

目を閉じた。暗闇、そこにはいつも星がいた。

破壊者の歴史とその活動目標

39605.12  記録者.████     

協力.秋月淳明(好古家)

目次

はじめに 概要 歴史

はじめに

 当資料は私が世界中を旅し、スターマンと話し、それらから得た文化や歴史、数千年にも及ぶ破壊者との戦争について考察し天児の組織『塔』へ情報提供するための記録である。正規の研究者による調査記録ではないため、情報の正誤に関しては十分注意してほしい。

概要

かつて、遠い昔に生きていた人々は「星のひかり」を信仰していた。彼らは星に願い、死んだ者を生き返らせようとしたが、星は願いを叶えられなかった。結果、一部の一族は殆ど息絶え、人々は怒り、最も近い、手の届く星──スターマンを復讐のために大勢殺した。

 さらに効率よくスターマンを絶滅させるため、破壊者たちは「施設」と呼ばれる機関に資金を提供し、フラグメンツを買い取って戦わせている。しかし、現在の彼らにはスターマンに対する憎悪はない。彼らは代々続いてきた戦争を止められずにいる。